グレビーシマウマは、大きな耳と細長い頭を持つシマウマです。エチオピアやケニア北部の乾いた地域に暮らします。
シマウマの中でも耳が大きく、首の上には立ったたてがみがあります。
グレビーシマウマのオスは、ふんや尿のにおいをかいだあと、その上やそばに自分のふんや尿を重ねます。ふんの山をかぎ、ふんを足したあと、もう一度においをかぐこともあります。
二〇〇〇年の研究は、ケニアのサンブルとバッファロー・スプリングスの二つの保護区で、野生のグレビーシマウマを比べました。調査したのは一九九八年八月の乾季と翌年五月の雨季で、それぞれ一五日間です。しま模様で個体を見分け、日中の行動を追っています。
サンブルの調査域では、なわばりのオスが自分のふんやなわばり内のふんの山にふんを重ねる行動が、乾季にも雨季にも最も多いにおい付けでした。バッファロー・スプリングスの調査域では、雨季には数頭から二〇頭ほどのオスとメスの集まりや、オスだけの集まり、単独のオスが見られ、乾季には一〇〇頭を超す大きな集まりができました。同じ種でも、場所や季節によって集まり方に違いがありました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ケニア野生生物公社の二〇一七〜二六年回復行動計画は、草地の劣化や、水場を利用しにくくなることを保全上の課題に挙げています。対策として、地域の土地利用計画、家畜を放牧する場所や時期の調整、劣化した土地の回復、水と草を確保する取り組みを掲げています。シマウマと家畜の双方が暮らせる草地を目指し、行政だけでなく地域住民や土地所有者などが連携する計画です。