黄色い目と褐色のまだら模様をもつフクロウです。英国では草地や湿地の上を飛んで狩る姿が見られます。
目の周りは暗く、頭の飾り羽は小さくて目立ちません。翼の下面は淡い色です。
アラスカで夏を過ごしたコミミズクは、秋になると遠く南へ移っていきます。追跡された鳥の多くはロッキー山脈の東側を通りましたが、西側の海岸沿いに進んだものもいました。そのうち1羽は、アラスカ湾の開けた海を約850キロにわたって横切っています。
2009年と2010年、アラスカ西部と内陸部で、おとなのコミミズク計26羽に衛星用の発信器が付けられました。最初の秋の移動を終えるまで追えた7羽では、道のりは約3205~6886キロでした。途中で立ち寄った場所には、草地や低い木が生える土地、畑などがありました。
冬の過ごし方にも違いがありました。冬の全期間か一部を追えた5羽のうち、4羽は半径20キロ未満の範囲にとどまり、1羽は半径100キロの範囲にある複数の場所を行き来しました。長い旅の後も広く動く鳥と、比較的狭い場所で暮らす鳥が、同じ追跡の中に記録されています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
カナダの2021年の評価報告では、南部で農地開発や都市の拡大によって、コミミズクが使う草地や湿地が失われてきたことが指摘されています。草刈りや収穫が行われる畑では、地面にある卵や、まだ飛べないひなが被害を受けることもあります。北米の移動を扱った原著は、広い地域に散らばる開けた生息地を、国を越えた視点で守る必要性を示しています。繁殖地だけでなく、旅の途中と冬の居場所も含めた保全が課題です。