アフリカの森林や、森と草原が入り交じる場所にすむ類人猿です。長い腕と指で木を登ります。
グアロウゴでは、植物の茎の先を刷毛のようにほぐし、シロアリを釣る道具を作ります。
チンパンジーの食事には、果実や葉だけでなく昆虫も含まれます。グアロウゴでは、植物の茎をそのまま使うだけでなく、先端をほぐしてからシロアリの巣に入れる行動が記録されました。歯で茎を引き、裂いて、刷毛のような形に整えます。食べ物が隠れた巣と、それを取り出す道具が結び付く、具体的な作業の順序が映像に残されています。
コンゴ共和国ヌアバレ・ンドキ国立公園のグアロウゴで、2003〜2006年に撮影されたチンパンジーは、植物の茎の先端をほぐして刷毛状にし、シロアリを釣る道具を作っていました。茎を歯の間に引き通したり、縦に裂いたりして先端を整えます。31頭による道具作り54回のうち52回は、道具がシロアリの巣に触れる前に刷毛状の先端を作っていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
森林の開発による生息地の減少と、肉を目的とする狩猟が脅威です。森に暮らすチンパンジーを守るには、生息地と狩猟の両方が関わります。