岩山を跳ねるように移動し、岩場で暮らす小さなレイヨウです。
体はずんぐりし、大きく丸い耳と短い尾があります。ひづめの先に体重をかけて、岩の上を歩きます。
エチオピアのイェテフェト・ウォイェナト森林で、2017年9月から翌年8月まで、クリップスプリンガーの採食が観察されました。2,880時間分の記録には8種の植物が登場し、乾季にも雨季にも低木のカリッサ・エデュリスが最も多く食べられていました。乾季の食事ではその割合が23.5%、雨季では21.3%でした。観察対象として記録されたのは72頭で、日ごとの採食時間や植物の種類が季節とともに比べられました。
食べる部位にも偏りがあり、若い葉が全体の38.9%、成熟した葉が35.5%、新芽が18.42%を占めました。若い個体では若葉の割合が63.2%だった一方、成獣は成熟葉をより多く食べていました。活動記録では、朝の8〜9時と夕方の16〜17時に採食が多く、昼の時間帯には休息が増えました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
エチオピアのイェテフェト・ウォイェナト森林での調査は、クリップスプリンガーが主に低木を食べ、現地で人間活動による影響を受けていると報告しました。餌となる植物が育つ森林と低木地を維持することが、この地域の生息環境を守るうえで重要です。