記載されたオスは、頭から胸をおおう部分が明るい黄色です。
腹部の背中側は明るい黄色っぽい色で、後端近くに暗い横縞が2本あります。
Selenops petenajtoyの名前の基準となったオスは、最初の脚より二番目、三番目、四番目の脚が長いクモです。体長は6.80ミリメートルで、二番目の脚は17.20ミリメートルあります。脚の先には、爪の周りに密な毛の束があり、さらに先端の節には毛が集まった部分があります。
本種の標本は、年をまたぐ二日間の採集から得られています。2007年十二月三十一日、グアテマラのアクトゥン・カン洞窟の一方の入口近くで、樹皮の下から幼いクモ二匹が得られました。翌2008年一月一日には、別の入口の外にある大木の樹皮の下から、種の名前の基準となるオスが得られています。2011年の研究は、このオスと幼いクモを本種の資料として挙げました。学名のpetenajtoyは、この地域の地名ペテンと、モパン・マヤ語でクモを表すajtoyを組み合わせたものです。採集地と言葉の両方が、小さなクモの名前に残っています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
本種の確認地であるアクトゥン・カン洞窟の周辺では、森林を回復させる地域の取り組みが報告されています。グアテマラ環境天然資源省は2022年八月、ProPetén財団と洞窟周辺の丘で植林活動を行ったと発表しました。参加者は100人で、2000本の木を植えたとしています。本種が樹皮の下から見つかった場所の周辺で、樹木のある環境を増やすために行われた活動です。