オーストラリア北部に広く見られるワラビーです。砂色の毛に、顔や太ももの線模様があります。
淡い砂色の体に、鼻から目へ続く濃い線、太ももの淡い線があります。耳と尾の先は黒色です。
カカドゥ国立公園北部の低地ウッドランド29地点では、2012〜2015年に哺乳類を含む動物群集が調べられました。スナイロワラビーは14地点で記録され、記録地点の割合は0.48。見つかった場所だけを数えると、そこにいても調査中に姿を見せなかった動物を数え落とすことがあります。カメラの記録は、動物の動きだけでなく見つけ方にも左右されます。
報告書は見つかりやすさを考慮し、地点の利用状況を0.51(標準誤差0.18)と推定しました。カメラで見つかる確率は0.49(0.06)で、Top Endの同じ調査法を使った広域データから得た値です。地上で草を食べる動物とされ、開けた草地から育った林までを利用する記録もあり、生き物の分布図には調査方法も関わっています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
Ranger鉱山周辺の再生地では、草地にすむ地上性の草食動物であるスナイロワラビーは、比較的早く戻ると報告書は予測しています。一方、成熟した多様な植生を必要とする動物の再定着には数十年かかる場合があるとされ、再生の評価には種の数・群集の構成・各種の占有状況を組み合わせる提案です。これはカカドゥの低地ウッドランド再生に関する地域資料で、種全体の保全区分ではありません。