マツノキヒワは北米に広く分布する小型のフィンチで、冬は種子の実りに応じて大きく移動します。
褐色の縦斑があり、翼や尾に黄色い模様が入り、くちばしは細い。
マツノキヒワは北米で針葉樹の種子などを食べ、年によって移動する方向や時期が変わる遊動性の鳥です。研究者は冬の個体を室内で飼育し、冬至ごろの短い日照を保つ群と、春に向けて日照時間を自然に長くする群に分けました。ロサンゼルスの室内実験で、体の状態や夜間活動の変化を比べました。自然日長群はオス14羽とメス7羽、短日群はオス13羽とメス7羽でした。
春型の日長に置かれた鳥は脂肪が増え、夜間の移動前活動も強まりました。冬至の日長を保った群では同じ変化が見られませんでした。体の状態や飛翔筋の大きさ、夜間の活動には、実験年の3月下旬を中心に変化が現れました。この結果は、季節移動の準備に日照時間が関わることを示しています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
室内実験では、春に向けて日照時間を長くした群で脂肪と夜間活動が増え、冬至ごろの日長を保った群では同じ変化が見られませんでした。研究では春の移動準備を示す指標として夜間活動も記録しました。