ゴルドマンコミミトガリネズミは、メキシコの高地にすむトガリネズミです。暗褐色の背と、先が明るい腹毛をもち、亜種によって腹の毛色が異なります。
背の毛は暗褐色です。腹の毛は根元が暗い灰色で、先が白または淡い金色を帯びます。尾は背側と腹側でわずかに色が分かれます。
ゴルドマンコミミトガリネズミのオスは、脇腹の腺がよく発達していることがあります。保存された毛皮には、体の色や足の形だけでなく、こうした体の状態も残されています。採集された月と組み合わせると、小さな哺乳類の一年を考える手がかりになります。
1999年の研究では、三月二十一日から二十五日に採集されたオス三頭と、七月二十五日から三十一日のオス六頭で、脇腹の腺がよく発達していました。四月のオス四頭のうち三頭、六月の三頭、八月の一頭にも、同じような発達が見られています。
一方、十二月二十六日のオスでは腺が見えるものの目立たず、一月、二月、十月の各一頭では発達が見られませんでした。研究者は、保存標本の違いから繁殖期との関係を探りました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2005~2008年に本種が確認されたゲレロ州の雲霧林では、農業や木材利用が行われていました。2018年の調査論文は、この地域の森林保全と、動植物の継続的な調査を優先するよう提言しています。