白い体に、黒い頭と首、下向きに曲がる長いくちばしを持つ鳥です。成鳥の頭と首には羽がありません。
翼の先に黒い羽があり、肩から伸びる青黒い飾り羽が短い尾やたたんだ翼にかかります。幼鳥の頭と首には羽が残ります。
エチオピアのチェレケレカ湿地では、アフリカクロトキの一日の過ごし方が季節で変わりました。2023年公表の修士論文は、湿季と乾季に選んだ二地点で鳥の行動を観察しています。乾季は5,409件の行動記録の39.8%が採食で最多でした。湿季は3,944件の記録のうち、休息が36.5%で最も多く、採食は31.4%。採食に使う時間の割合には、季節による統計上の差も認められました(p=0.043)。
どちらの季節も採食は朝に多く、休息は昼ごろから午後遅くに増えました。泥地や湿地でミミズや昆虫を探し、湖が満水になる雨季には近くの養豚場でも餌をとっていました。著者は、乾季の餌の少なさや雨が行動の違いに関わる可能性を論じています。調査はエチオピアのこの湿地の二地点で行われました。
IUCNレッドリスト · 低懸念(LC) · 世界
世界全体では、IUCNは2018年8月9日の評価で、アフリカクロトキを「絶滅のおそれが低い」(Least Concern)としています。成熟個体数は20万〜45万羽、個体数の傾向は安定との評価です。エチオピアのチェレケレカ湿地については、2023年の修士論文が農業用水の利用、家畜の放牧が多すぎること、ごみの流入による湿地の悪化を挙げ、湿地と水鳥の保全を提案しました。