コセイインコは、オスの赤紫色の頭とメスの青灰色の頭が目を引くインコです。南アジアの低地や丘陵の森とその周辺で暮らします。
オスは緑がかった体に赤色と青紫色の頭、黒いあごの線と青緑色の首輪模様があります。メスは頭が青灰色で、オスの黒い模様の代わりに黄色い首輪が見られます。
インド亜大陸に分布するコセイインコについて、ミトコンドリアDNAの全配列16,814塩基対が報告されました。37個の遺伝子と制御領域があり、13個はタンパク質をつくる遺伝子、22個は転移RNA、2個はリボソームRNAです。配列の38.86%はサンガー法で確認され、DNA試料には約50μlの血液が使われました。
同属種との遺伝的な比較では、コセイインコはアオミミインコ(Psittacula roseata)に最も近く、差を表す値は0.06でした。著者らは属内に少なくとも4つの系統群があるとして、分類の見直しを提案しました。配列情報は、違法取引の標本を見分ける法医学的な調査にも役立ちます。塩基組成ではAとTが54.08%でした。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
著者らは、ミトコンドリアDNAの配列情報が野生動物取引の調査で種を識別する手がかりになる可能性を示しました。