体の前半に暗い帯が走る、小さなクモです。ヨーロッパからコーカサス、トルクメニスタンまで記録されています。
体の前半の両側には、はっきりと続く暗い帯があります。前のあしには、暗い線や点の列が見られます。
このクモは、砂地に低いヒースの茂みが点在する場所にもすんでいます。デンマークのグリブスコウでは、家畜が草を食べる開けた土地のそばにある、小さなヒースの茂みで大人のメスが見つかりました。
二〇二三年、デンマークの国立公園の調査で見つかったこのメスは、それまで知られていた生息地から遠く離れた場所の一匹でした。デンマークでの以前の記録は主にユトランド半島のシルケボー周辺の、砂の多いヒースの斜面に限られていました。新たな場所はシェラン島のグリブスコウにある、サンスクレッズ湖の近くです。
見つかった一帯には、砂の地面と小さなヒースの群れが残っていました。調査者は、この周辺を、自分が知る範囲では本種に最も適した場所と評価しました。また、この開けた土地ができる前には、森の道沿いに残る砂の斜面で暮らしていた可能性を挙げています。小さな茂みの一匹から、森の中の明るい砂地が生息場所として注目されるようになりました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
二〇二三年のグリブスコウの調査報告は、本種に適した場所が周辺に少ないと評価し、サンスクレッズ湖付近の開けた草地を広げ、維持することを提案しています。砂が露出した斜面や、ヒースが育つ場所を増やすことも挙げています。さらに、将来の生息場所を増やす案として、ヒースを増やして植える方法を示しました。これらは、その場所で見つかったメスと生息環境に基づく管理提案です。