ホンジュラスコミミトガリネズミは、ホンジュラス中南部の山地で記録された小型のトガリネズミです。外見の似た別種と、頭骨や歯の形で区別されています。
外見はC. gracilisに似ていますが、頭骨と歯の特徴が異なります。またC. nigrescens merriamiより尾が長いと報告されています。
ホンジュラスコミミトガリネズミは、ホンジュラス中部の山地にすむ小さな哺乳類です。松の森や松とカシが混じる森を生活の場にしています。山々には、同じコミミトガリネズミ属に含まれながら、体や前足の形が異なる仲間が暮らしています。
2015年に公表されたホンジュラス西部の研究は、標本の皮や頭骨、手足の骨を比較し、それまで別種に含められていた三種類のトガリネズミを新種として記載しました。その比較の相手に、すでに名前の付いていたホンジュラスコミミトガリネズミも登場します。
たとえばセラケ山地の種は、この種より前足が幅広く、前足の爪も長く幅広いと報告されました。肩とひじの間の骨も、より大きく頑丈でした。オモア山地の別の種にも同じ違いが示されています。小さな体の大きさだけでなく、前足や爪まで比べることで、ホンジュラスの山地に暮らす仲間それぞれの特徴が浮かび上がりました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2026年八月に公表されたホンジュラスの哺乳類研究は、この種をウユカ生物保護区とラ・ティグラ国立公園から知られる動物として整理し、野生化した猫や飼い猫を脅威に挙げています。保全を考えるうえでは、両地域の松林や松とカシの混交林と、小さな哺乳類が受ける猫の影響が関わります。