オスとメスは、目の後ろに深いくぼみがあります。
腹部はほぼ球形で、背中側に突き出すこぶがありません。
Zephyrarchaea maraeの居場所には、地面から高くたまった落ち葉もあります。ビクトリア州の森では、木生シダの下の落ち葉から、おとなと幼いクモが見つかっています。タラ・バルガのナンキョクブナの雨林だけでなく、シダが茂るユーカリの森にもいます。湿った森の中に重なった落ち葉が、この小さなクモの居場所になっています。
2012年の原著には、2010年三月末から四月初めに得られた標本が並んでいます。三月二十八日のシェルブルック森林では、木生シダの下からメス一個体と幼いクモ二個体が得られました。三十一日のマウント・ワース州立公園では、同じような落ち葉から幼いクモ一個体が得られています。四月一日には、タラ・バレーで、名前の基準となるオスと幼いクモ三個体が見つかりました。別々の森で得られたおとなや幼いクモの標本が、木生シダの下という共通する小さな環境を伝えています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
本種の採集地を含むタラ・バルガ国立公園では、2018年の共同管理計画が、ブラックベリーなどの外来植物と、雨林のナンキョクブナを枯らす病気を課題に挙げています。計画は、外来植物の個別の除去に加え、病気の発見・予防に向けた職員研修、道や施設の整備が森に与える影響を抑えること、雨林の継続的な確認を求めています。本種がいる森を対象とする地域の管理方針です。