白い頭に目を通る黒い線がある、魚を捕る猛禽です。八丈島では冬に海岸付近で見られます。
翼は上面が暗く、下面が白いため、下から見ると白さが目立ちます。
生まれて1年もたたないミサゴが、陸を離れ、大西洋を渡ることがあります。米国北東部から南へ向かった若い鳥の追跡では、海の上を昼も夜も進み、カリブ海の島へ到達する姿が記録されました。海を渡った9羽の距離は平均約2,160キロメートルでした。出発前に近くを飛び回っていた時期より、ずっと長い距離を進んでいます。
2014年に発表された研究は、ニューイングランドで追跡装置を付けた若い24羽のうち、大西洋へ飛び出した10羽を取り上げています。9羽はマサチューセッツ州のマーサズビニヤード島、1羽はニューハンプシャー州で捕まえられました。航路を区切って比べると、長い区間でも方向をほぼ一定に保っていました。風の向きや強さが変わる海上でも、横風に流される分を補いながら進んでいたと考えられます。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
米国コネティカット州では、かつて農薬の影響で卵の殻が薄くなることや、海岸の湿地の開発がミサゴを脅かしました。州の資料は、農薬の規制、生息地の保護、巣の見守りや人工の巣台の整備が、地域の回復を支えてきたと報告しています。今も、捨てられた釣り糸やひもが足に絡まること、繁殖中の巣への人の接近などが問題です。巣と水辺を守り、ごみを残さない対策が続いています。