ナトゥージウスアブラコウモリは季節移動するコウモリです。英国では湖や川などの水辺で飛ぶ虫を捕らえます。
背中の毛は赤褐色で、長めの毛が少し毛羽立って見えることがあります。英国の紹介では、よく見られる2種のアブラコウモリより少し大きいとされています。
ナトゥージウスアブラコウモリは、夏の生息地と冬の生息地の間を長距離移動します。標識の再発見記録では、2,000キロ以上離れた範囲を移動した個体もいます。ラトビアのバルト海沿岸で、研究者は音響装置を使って秋の渡りを立体的に記録しました。3夜の調査で432件の飛行軌跡を分析すると、大半は海岸線に沿って南へ進みました。
北向きの飛行は3夜のうち1夜に記録され、その夜は強い風が吹き、個体のおよそ2割が南向きの大きな流れに逆らって飛びました。渡りの道では、同じ夜にも南北両方へ進む個体がいます。海岸や沖合に風力発電施設が増える中、通過する向きや夜ごとの移動を調べることが、移動経路を守る計画につながります。調査は夏の終わりに行われました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ラトビア沿岸の432件の飛行記録では、南へ飛ぶ個体が大半でしたが、強風の夜には約2割が北へ進みました。沿岸の風力発電を計画する際には、両方向の移動を調べる必要があります。