靴のように幅広いくちばしを持つ、アフリカの湿地の鳥です。
大きなくちばしと、湿地を歩くための丈夫な脚を持っています。
ハシビロコウは湿地で魚を捕らえ、草の茂った場所で子育てをします。ザンビアのバングウェウル湿地では、巣への妨害や卵・ひなの持ち去りなどから鳥を守るため、地域の人を雇って巣を見守る取組が2012年に始まりました。繁殖する場所を守る仕事が、住民の仕事にもなっています。
2022年には、ひなを育てて野生へ戻すための施設も設けられました。人を親と覚えることを避けるため、飼育する人はハシビロコウをかたどった手の人形で世話をします。ひなの部屋の周りにパピルスの敷物を置き、人の姿が見えにくいようにする工夫もあります。
育った若鳥は、自分で飛んで魚を捕れるようになると湿地へ放され、位置を調べる装置でその後の行動を追います。巣の見守り、ひなの飼育、放した後の追跡をつなぎ、湿地で生きられる鳥を増やそうとしています。これらは2022年の事業報告で紹介された方法です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
湿地の減少、狩猟、巣への妨害、取引のための卵やひなの持ち去りが脅威です。ザンビアのバングウェウルでは、地域の人が巣を見守り、ひなの飼育と野生復帰にも取り組んでいます。