トンガのニウアフォオ島だけに分布するツカツクリの仲間です。島の森林が暮らしを支えています。
オスとメスはよく似た灰色の姿で、頭と首には赤い裸出部があり、くちばしと脚は黄色です。
ニウアフォウツカツクリは、地熱で温められた土に卵を埋めます。メスは温かい深さまで穴を掘り、産卵後に土を戻します。ひなは地中で卵からかえり、自分で地上へ掘り出してきます。森の地面の下に、親鳥の体温を使わない卵の育つ場所があります。
ニウアフォオ島の火口湖にある小島、モトゥ・モレモレでは、一九九一年十月〜一九九三年一月に野生個体の調査が行われました。二〇〇四年の論文は、足環などで見分けた鳥の再観察から、同じ相手と長くつがいを保つ様子を報告しています。両方に目印のある十組では、別の相手と一緒にいる姿は見られませんでした。
採食中のつがいは近くにいて、向き合って落ち葉をかくこともありました。メスが、オスのかき出した小動物を拾う姿が繰り返し見られ、二度はオスがくちばしに持つミミズを受け取っています。卵を温める役目は土の熱が担い、つがいの間には、森で食べ物を探す時間のつながりがあります。
IUCNレッドリスト · 危急(VU) · 世界
二〇一九年八月六日付の世界評価は危急(VU)です。原産のニウアフォオ島の個体群に加え、移された鳥に由来するフォヌアレイ島の個体群があります。評価は、卵の採取や狩猟、火山活動、持ち込まれる捕食動物を脅威に挙げています。島ごとの生息状況を調べ、卵採取を管理し、フォヌアレイ島への捕食動物の侵入を防ぐことが課題です。