南極を囲む流氷域にすむアザラシです。ふつう単独で暮らし、魚やペンギン、オキアミなどを食べます。
細長い体と長い前のひれ、大きな頭を持ちます。大きく開く口には長い犬歯があります。
南極の海氷域では、ヒョウアザラシのオスが繁殖期に水中で何時間も鳴きます。東南極プリッツ湾で1992年と1993年に録音された49頭分の音声を比べました。海氷下の水中マイクで集めた録音から、30分以上続く発声を分析しました。
大きなオスは11月から12月にかけても、発声のまとまりや長い休みをはさむ回数を保ちました。小さなオスでは、11月に比べて12月の発声のまとまりが短くなり、休みをはさむ回数も増えました。水中で鳴く間は息ができないため、研究者は声を続けることが潜る力や持久力を相手に伝える合図になり得ると考えました。小さなオスが声を減らすのは、大きなオスとの争いを避けるためかもしれないという別の説明も示されています。
IUCNレッドリスト · 低懸念(LC) · 世界全体の種評価(Hydrurga leptonyx)
IUCNレッドリストの2026年世界評価では、ヒョウアザラシは低懸念(LC)です。成熟個体は2万5千〜7万9千頭と推定され、個体数の傾向は不明とされています。IUCNは生息地の広さや質が減り続けているとも記録しています。チリの国の分類でも、分布域全体を対象に低懸念(LC)です。