スリランカ固有のヤケイで、森林や低木地の地面で餌を探します。オスとメスでは羽色が大きく異なります。
オスは赤から橙黄色で、赤いとさかに黄色い中央部があり、尾は金属光沢のある青黒色です。メスは褐色で、黒い波状模様と淡色の斑があります。
スリランカのクマナ国立公園には、セイロンヤケイとインドクジャクが暮らします。どちらも地上で活動するキジの仲間で、森の通り道に接する小さな草地にも姿を現します。ヤケイとクジャクの暮らす場所は、同じ森の縁で重なっています。
二〇二五年五月十八日の午前七時四十九分ごろ、ここでセイロンヤケイのオスと、インドクジャクのメスが、互いの羽を手入れする姿が撮影されました。二〇二六年の論文は、国立公園の野生の二羽を偶然観察できた、この場面を紹介しています。
二羽はくちばしを使い、相手の頭や首、体の上側の羽に触れていました。攻撃したり、苦痛を示したりする様子は見られず、手入れは約十分間続きました。その後、二羽は隣の密な森へ駆け込んでいます。違う種類の鳥が向き合い、羽にくちばしを寄せる一場面が、写真とともに残されました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
シンハラジャ森林保護区に接するピタケレ村では、二〇一八年一〜三月に、庭、茶畑、森の断片で鳥が調べられました。セイロンヤケイは、多層の木々を育てる庭で、茶畑や森の断片より多く記録されました。研究は、保護区の森と周囲の多様な木々のある土地を合わせて保つ意義を示しています。森の周辺で人が暮らす土地も含めた保全が大切です。