ツカツクリは羽色が全体に暗い地上性の鳥で、地面に塚を築いて卵を埋めます。島ごとに体の大きさが大きく異なり、詳しい繁殖生態や食性には未解明な点が残ります。
羽色は全体に暗く、島の集団によって体の大きさが大きく異なります。
ツカツクリは、森の地面を歩き、足で落ち葉をかき分けて昆虫や果実を探します。低地の森では、土や落ち葉、樹皮を集めた塚が、卵を産む場所になります。食べ物を見つけるときにも、卵を育てる場所を整えるときにも、地面に積もったものを動かす足が働いています。
2022年に発表されたハルマヘラ島の調査は、シマウで2014年七〜八月、タバダマイで2015年一〜五月に行われました。朝六時半から午後四時まで観察し、行動を記録しています。シマウでは食べ物探しが目立ち、繁殖期に調べたタバダマイでは、産卵のために穴を掘る行動が目立ちました。
塚は高さ約五十センチ、直径五〜六メートルで、周りにある土や植物のかけらからできていました。森の地面は、食べ物のある場所であると同時に、巣作りの材料が集まる場所でもあります。落ち葉をかく動きが、食事と繁殖の両方につながる暮らしが記録されています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ハルマヘラ島の2022年の研究は、狩猟と生息地の減少を保全上の圧力として挙げています。採食や繁殖行動、塚の環境を記録することが、この鳥を守るための基礎情報になるとしています。森の地面で暮らす姿と、卵を産む場所の両方を把握することが課題です。