サオラは、ラオスとベトナムのアンナン山脈の森にすむ、ウシの仲間に近い動物です。オスとメスとも長い角を持ち、顔には白い模様があります。
オスとメスとも、先がとがった角が2本ほぼ平行に伸びます。顔には白い模様があり、鼻先には大きな腺があります。
サオラが科学者に知られるきっかけは、1992年のベトナムの調査で見つかった角や皮でした。地元の猟師の家で見た、長く珍しい角が手がかりになり、翌年に新種として発表されました。ラオスとベトナムの山地林にすむこの動物は、その後も姿を見つけることが難しい存在です。
探索では、地域の追跡者とにおいを探すイヌが、サオラのものかもしれないふんを探します。見た目で似た動物と区別しにくいため、集めた試料はDNAを調べて確かめます。財団の2026年10月の報告では、917件を検査した時点で、サオラ由来の試料は見つかっていませんでした。
森に仕掛けられたワイヤーの罠は、狙いでない動物も捕らえ、サオラの大きな脅威になっています。探索を続けるには技術と資金も必要で、財団は2026年10月21日の更新で、資金の確保による探索の再開を伝えました。残された個体を見つけ、守る場所を絞ることから保全が進められています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ワイヤーの罠による混獲が大きな脅威です。探索では、追跡者や探知犬が集めたふんの候補をDNAで確かめ、残された個体を見つける取組が進められています。