オーストラリアカワゴンドウは、丸い頭とくちばしのない口元を持ち、オーストラリア北部やパプアニューギニア南部の浅い沿岸にすみます。
頭は幅広く丸く、くちばしはありません。背びれは小さく体の後方にあり、胸びれは幅広く、暗い背・淡い側面・白い腹の三色です。
北西オーストラリアでは、シグネット湾の32頭とルーバック湾の25頭のオーストラリアカワゴンドウを比べ、別々の集団のつながりが調べられました。両湾は海岸沿いに200km以上離れ、2014年の研究で遺伝的特徴に違いが確認されました。調査では各地の個体標本を分析し、湾の間を移動した個体の割合も推定しました。
二つの湾では遺伝的な差があり、推定された移住割合はシグネット湾からルーバック湾へ約4%、反対方向へ約3%でした。シグネット湾の3頭は、遺伝的特徴からルーバック湾に近い集団へ主に分類されました。研究者は北西オーストラリア沿岸に、つながりが限られた集団があると報告しています。この研究は西オーストラリアの本種について、初めて遺伝的な多様性と集団間の違いを推定しました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
研究では、シグネット湾の32頭とルーバック湾の25頭を比べ、両地域の個体群に遺伝的な違いがあると報告しました。二つの湾は海岸沿いに200km以上離れ、推定移住割合はシグネット湾からルーバック湾へ約4%、反対方向へ約3%でした。著者は北西オーストラリアのカワゴンドウ類を、小さく分かれた個体群の集まりとして管理し、地域ごとの集団の大きさと遺伝子の行き来を保つよう提案しました。沿岸の開発が進む地域で、集団間の遺伝的なつながりは保全状態の評価にも関わると指摘しています。核DNAとミトコンドリアDNAを使った比較が、湾ごとの違いを示しました。沿岸開発地域で個体群を把握する資料です。湾ごとの集団を保全する判断にも役立ちます。