水場に近い草原で暮らす、毛の粗いウシの仲間です。
体の毛は粗く、首にはたてがみがあります。角があるのはオスで、体色は灰色から赤茶色まで見られます。
ブルキナファソ南部のナジンガ森林保護区では、ウォーターバックの頭数が30年以上にわたり調べられてきました。1985年から2019年までの調査記録では、個体数は1985〜2005年に増え、その後の2007〜2019年には減少が続きました。2019年に行われた詳しい数え取りでは、年齢区分で最も多かった成獣が全体の46.6%を占め、メスはオスの約5倍でした。多くの個体は大きな川沿いで見つかりました。
分布の分析では密猟者の活動との関係は確認されませんでしたが、長期の頭数減少について研究者は乾燥化や密猟など複数の要因を挙げ、一つの原因に決めていません。年ごとの調査結果を時間だけで説明する統計の当てはまりも低いと報告されています。これらはナジンガ森林保護区のデファッサ亜種についての記録です。
IUCNレッドリスト(IUCN SSC Antelope Specialist Group) · 低懸念(Least Concern, LC) · 世界全体
ウォーターバックは、IUCNの世界評価で低懸念(LC)ですが、個体数傾向は減少とされています。評価は2016年1月7日に行われ、同年に公表されました。南アフリカなどの2025年地域評価では、コモン・ウォーターバック亜種は低懸念で、地域の傾向は安定とされました。一方、ブルキナファソのナジンガ森林保護区で調べられたデファッサ亜種は、2007〜2019年に減少しました。研究者は乾燥化や密猟など複数の要因を候補に挙げ、単一の原因は特定できていません。ウォーターバックの保全には、地域ごとの頭数調査に加え、川辺や湿地の環境、水や草の変化を見守ることが大切です。