長いくちばしの下に、よく伸びる袋を持つ水辺の鳥です。
くちばしの下の袋は、魚をすくう道具になります。水から頭を上げると袋が縮み、水を押し出します。
南アフリカのダッセン島では、モモイロペリカンが陸上で海鳥のひなを捕らえます。岩や茂みの間を探し、捕まえたひなを丸ごと飲み込みます。
二〇一〇年の研究は、島で二〇〇六年一〇月二三日から一二月一五日まで行われた観察をまとめました。研究者は灯台の上から双眼鏡と望遠鏡を使い、七週間で計一三〇時間、ペリカンの採食を観察しています。カモメとウの仲間のひなが捕らえられ、直接確認されたカモメのひなの捕食は一五九羽でした。
採食する群れの大きさは、途中で変わっていました。一緒に動き始めても、羽づくろいや休息のために遅れる個体があり、別の場所のひなを追って群れが分かれ、再び合流することもありました。ウの営巣地では、近くに降りて様子をうかがい、親鳥が動いたり、ひなが餌をねだって姿を見せたりした機会に捕らえていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
バードライフ南アフリカの二〇二五年の地域評価は、繁殖地への人の立ち入りや、水位・塩分の変動、汚染、送電線や風力発電設備への衝突などを保全上の課題に挙げています。ダッセン島とセントルシア湖は保護地域で、個体数や繁殖状況の監視が続けられています。さらに、重要な採食場所やねぐらを調べて守ること、水の取水を管理すること、衝突を減らす対策などが提案されています。