サハラ砂漠より南のアフリカにすむ大型のコウノトリです。草原やサバンナで動物の死体などを食べ、村やごみ捨て場でも食べ物を探します。頭と首の羽がまばらで、喉には大きな袋があります。
羽は灰色で、頭と首の羽がまばらです。むき出しのピンク色の大きな喉袋があり、死肉を食べるときに頭や首が汚れにくい姿をしています。
アフリカハゲコウは、大きな動物の死骸や小さな水生動物、人の捨てた食べ物などを食べます。羽の少ない頭と長いくちばしを持つ、大型のコウノトリの仲間です。食べ物の幅が広く、野生の草原や水辺に加え、人の暮らす場所の近くでも姿を見せます。餌を探す場所が、人の生活とも重なる鳥です。
地面で食事をするこの鳥は、子育てには水辺に近い高い木も使います。集団で巣を構え、巣を翌年も手直しして使うことがあります。オスとメスが交代で卵を温め、ヒナには口から戻した餌を与えます。食べ物を探す地面と、家族を育てる木の上が、一日の暮らしの中で結びついています。
死骸や残り物を食べる働きは、環境の中で物質が巡る過程に関わります。一方、食べ物を得る場所の環境が変わり、農薬などの影響を受けることもあります。動物園では、この鳥の生態系での役割を伝える活動も行われています。大きな姿と食事の習慣の奥に、周囲の環境とつながる暮らしがあります。
IUCNレッドリスト(保全機関の種紹介掲載) · 低懸念(LC) · 世界
環境の変化や農薬などの影響が課題です。一部の地域では伝統的な薬用に狩猟されます。保全施設では、死骸などを食べる働きや、生態系との関わりを伝える活動があります。