北大西洋の島で繁殖し、冬は海で過ごすウミスズメの仲間です。
背は黒く、腹は白色です。繁殖期の成鳥は大きなくちばしに鮮やかな色があり、繁殖期以外は顔が暗い灰色になります。
ニシツノメドリは、繁殖期には島の穴や岩のすき間で子育てをし、海で捕らえた小魚をひなへ運びます。卵やひなは、島へ持ち込まれたネズミなどに食べられることがあります。英国のランディ島では、こうした動物を取り除く事業を進め、2006年にネズミのいない島とされました。
RSPBの記録では、島の鳥は2000年の13羽から2025年の1,317羽へ増えました。一方、観測所の2026年の記録では、繁殖に戻った鳥の状態が悪く、繁殖の成績も低調でした。担当者は、冬の海の荒天との関係を考えています。島での保護と、海で過ごす時期の条件が重なっています。
保全では、ネズミなどが船や荷物とともに再び島へ入ることを防ぎ、繁殖地の見回りを続けます。海では、ひなの餌となる魚が得られることも必要です。巣を守る仕事と、餌の魚や海の環境を見守る仕事を合わせ、長く暮らせる条件を支えていく取組です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
餌の魚の減少、海の環境や荒天の変化、繁殖島へ持ち込まれた動物による捕食などが脅威です。英国では、島の捕食動物の除去と再侵入の防止、繁殖地や餌場の保護、継続した見守りが進められています。