オナガゴーラルは急な岩山に暮らす、ヤギやヒツジに近い仲間です。森林のある山地や草の生えた尾根で見られます。
毛色は灰褐色から赤褐色で、角は後ろへ反りながら上向きに伸び、先端が尖っています。
オナガゴーラルは東アジアの山地にすむウシ科の動物です。韓国の三地域で保護・リハビリされた9頭(オス4頭、メス5頭)にGPSを装着し、2014年から2016年に行動範囲を調べました。位置記録から計算した95%行動圏の平均は0.64平方キロメートルで、個体ごとに広さには幅がありました。
追跡した個体では、オスの行動圏がメスより広く、冬は一年のうちで最も小さくなりました。GPSから求めた50%行動圏の平均は0.15±0.05平方キロメートルでした。冬は活動の時間帯もほかの季節と異なりました。活動の記録は、夕方や明け方に加えて昼間にも動く様子を示しました。韓国で保護された個体の移動と季節ごとの使う範囲を、位置情報から捉えた研究です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
韓国三地域で追跡されたオナガゴーラルは、冬に行動圏が最も小さく、オスの行動圏はメスより広い記録でした。保護・リハビリ個体の位置情報から、季節や性別による空間利用の違いが示されています。