コバネコウモリは、スンダ地域、フィリピン、ニューギニア、ビスマルク諸島に分布するコウモリです。西ニューブリテン島では、海岸の小川沿いにあるココナツ農園の二次生林で、ある1晩の調査中に捕獲されています。ネパールで本種とされていた標本は、現在の分類でMirostrellus joffreiに当たる別種でした。
2017年の頭骨比較では、Philetorの頭骨は鼻部の骨(rostrum)が非常に短く、後頭部の底に深いくぼみがあると記されています。研究は、ネパール標本を再同定したHypsugo joffrei(現在の属名はMirostrellus)との違いとして、この特徴を挙げています。
マレーシア半島部の文献では、一次林と二次林の両方に記録され、木のうろをねぐらにする例があります。パプアニューギニア西ニューブリテン島では、海岸の小川沿いにあるココナツ農園内の二次生林で捕獲されましたが、この報告はねぐらの場所までは示していません。
Hill(1966)が当時の名 Philetor rohui の標本を記したところでは、頭は短く幅広く、口先は平たく、鼻先の毛はまばらで上唇には毛のふちがありました。耳は短い三角形で先が丸く、耳の内側・外側の前方にも少数の毛がありました。背・頭・うなじは一様な濃褐色で、腹側は少し淡く、毛は短く密でした。翼は狭く第5指が短い形で、翼膜にはほとんど毛がなく、腹側の膜と尾の付け根に少数の毛がありました。調べられた標本はすべてアルコール保存でした。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。