背びれがなく、日本の沿岸にもすむ小型のクジラの仲間です。
丸い頭に突き出したくちばしがなく、成長した個体は明るい灰色です。
韓国南岸の河口港で、上がる音の記録を追った調査があります。研究者はハイドロフォンと目視を組み合わせ、2023年7月8日から8月16日まで40日間、スナメリの出現を調べました。クリック音の記録には日ごとの山があり、7月15日、24日、8月4日、11日、16日に多く記録されました。日内でも朝と夕方に記録が高くなる波が見られます。
海面から姿を探すだけでは捉えにくい小さな鯨類の活動を、水中の音が時間軸に沿って補う例です。ただし、クリックの数は個体数そのものではありません。同じ個体の発声頻度や、音が届く条件、観測場所にも左右されます。これは韓国・河東の一港で夏に行った調査で、種全体の季節移動や一日の過ごし方を決めるものではありません。
IUCNレッドリスト · 絶滅危惧(Endangered, EN) · 世界全体(種レベル)
IUCNの2017年世界評価では、スナメリは絶滅危惧(EN)です。IUCNの同年更新資料は、前回の危急(VU)からENへの変更と、過去45年間に個体数が半減以上したとの評価を伝えています。評価日の15 August 2017はIUCN評価のメタデータを照合した日付です。長江にすむ亜種の深刻な状態は、種全体の評価と分けて扱います。