ライスクジラはアメリカ湾に一年を通して暮らすヒゲクジラです。背は濃い灰色、腹は淡い色で、昼は深く潜って魚をとると考えられています。
背中は濃い灰色で、腹は淡色から桃色がかります。頭の前に三本の隆起があり、背びれは体の後方にあります。
ライスクジラは、メキシコ湾で一年を通して暮らすヒゲクジラです。以前はニタリクジラの仲間として扱われていましたが、遺伝子や形態の違いから、2021年に別の種とされました。海面に現れる短い時間に加え、水中に残る声も、このクジラの暮らす範囲を知る手がかりになります。
2015〜2019年の船による調査では、水中の音を捉える装置で声の位置を探し、船で近くへ進んでクジラの姿を確かめました。声と種を結びつけたことで、海に置いた録音装置の記録からも、どの場所に現れるかを調べられるようになりました。
少数のクジラに付けた装置の記録では、昼は海底近くへ潜って餌を探し、夜は海面近くで過ごす動きが示されました。夜の浅い場所は船との衝突の危険にもつながります。船の往来や水中の騒音、油の流出などと向き合う保全に、声と潜水の記録が役立っています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
船との衝突、油や汚染、水中の騒音、漁具への絡まりなどが脅威です。目視調査や録音、潜水の情報を合わせ、暮らす場所や行動を調べ、影響を減らす保全に生かしています。