アマゾン川の淡水域に限ってすむマナティーです。暗い灰色の厚い皮膚と、腹の白や桃色の斑が特徴です。
皮膚は厚く暗い灰色で、腹に白または桃色の斑点があります。
アマゾンマナティーは、川や湖、水が入った森林などで水草を食べる哺乳類です。アマゾンの水位は季節で大きく変わり、水が増える時期には食べ物や動ける場所が広がります。保護された動物を川へ戻す取組でも、この水位の変化と、水草の状態が大切な条件になります。
2025年4月、ブラジルのINPAとAMPAの事業では、半自然の湖にいた十三頭の健康を確かめたと報告されました。湖は、保護施設の水槽から川へ戻る間の準備の場です。広く、濁り、泥の底がある水の中で、自分で餌を食べ、泳ぐ暮らしに慣れる期間が設けられていました。
ICMBioの指針では、アマゾナス州では増水が始まる時期を放流に適した時期としています。水草が増え、水の入る森林へ少しずつ移れることが理由です。放した後の見守りには地域の人も関わります。健康だけでなく、季節の川へなじめる環境を確かめる仕事が、野生への復帰を支えています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
狩猟は大きな脅威で、母親を失った子が保護されることもあります。保全では、救護と飼育下での回復、自然に近い環境への慣らし、餌や狩猟の危険を考えた放流先の選定、その後の見守りが重ねられています。