クリチャミヤマテッケイはタイとマレーシアの低地林にすむキジの仲間です。黄色い脚と、目の後ろの橙色斑が識別の手がかりになります。
胸の栗色模様が首輪のように見え、目の後ろに橙色の斑があり、脚は黄色です。
クリチャミヤマテッケイは、低地の熱帯林の地面で食べ物を探す鳥です。木やつるが茂る暗い森にも暮らします。タイ南部やマレー半島の仲間に加え、スマトラ島にはアチェンシスと呼ばれる亜種がいます。
2023年七月三十一日の午前、スマトラ島北部のアチェで、この亜種が食べ物を探す姿が見つかりました。場所は標高約百五十メートル、幅約四メートルの小川のそばでした。周囲は、農園によって分かれた、再び育ち始めた森でした。長く記録の途絶えていたスマトラの鳥が、写真に収められました。
報告者たちは、さらに別の二地域でも姿や声を確かめています。声は震えるような響きを繰り返し、一分に満たない長さでした。木々やつるが光を遮る森の中で、姿と声の両方が、この鳥の暮らしを伝えていました。小川と周りの森が残る場所には、かつての標本に記された鳥が、2023年にも食事をする姿がありました。
IUCNレッドリスト · 危急(VU) · 世界
IUCNの2021年評価では、クリチャミヤマテッケイは世界全体で危急です。低地林の農地への転換や捕獲が脅威に挙げられています。2023年のアチェの原報も、伐採や農園への転換で森が分かれた状況を示しています。残る低地林を守ることが重要です。