長い首を水面から出して泳ぎ、魚を水中でくちばしに突き刺して捕らえる水鳥です。水から上がると岩などにとまり、翼を広げて乾かします。
繁殖期の成鳥は光沢のある黒い体で、翼には銀白色のすじがあります。頭頂と首は褐色で、目から首の横へ白い線が続きます。繁殖期以外の成鳥と幼鳥は、繁殖期の成鳥よりも羽色がくすみ、褐色がかっています。
デリーのヤムナ生物多様性公園では、ヤムナ川流域の植物群落を取り入れて湿地が復元されました。アジアヘビウは2006年から園内で繁殖するようになり、研究者は2011年の繁殖期に抱卵中の巣を調べました。園内では餌生物と、巣やねぐらに使う植生が確認されています。 調査対象の湿地は約2.5haで、水深は乾季に2.4m、雨季後に4mほどでした。 2011年には湿地のアカシアと周辺のユーカリに巣がありました。
追跡した9巣のうち8巣でひなが孵化し、1巣は抱卵開始から3週間以内に放棄されました。1巣あたり平均2.87羽が孵化し、平均2.1羽が巣立ちました。オスはメスより多くひなへ餌を運びました。 巣作りから最後のひなの巣立ちまで、2011年の巣の占有期間は計189日でした。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ヤムナ生物多様性公園の復元湿地では、アジアヘビウが2006年から繁殖している記録があります。著者らは餌生物、ねぐらや巣に使う植生、低い人為的攪乱を、園内で繁殖を支える環境として挙げています。