ジャガーは、アメリカ大陸に暮らす、がっしりした大型のネコです。水辺をよく利用し、泳ぎも得意です。
背中の輪模様の中には、黒い点が入ることがあります。ヒョウよりがっしりした体つきです。
ブラジルのタイアマンに暮らすジャガーは、川や水につかる森で魚を捕らえます。ナマズの仲間やピラニアも獲物になります。陸の大型のネコでありながら、水の中の食べ物も利用して暮らしています。
この保護区で二〇一四年、二〇一五年、二〇一八年に行ったカメラ調査では、オス二頭が一緒に魚を捕る姿が写りました。同じ二頭は、別の二回の機会にも、連れ立ってカメラの前を通っています。魚捕りの一場面に加え、場所を移すときにも同行する姿が見られたのです。
さらに別のオス二頭には、三十分にわたって体をこすりつけ、転がり、軽くかむなどして遊ぶ姿も見られました。豊かな水辺の食べ物と、同じ場所で過ごすことを許す行動との関係を、著者らは考えています。魚の多い湿地での観察は、ジャガー同士が近くで過ごす、さまざまな場面を伝えています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
タイアマンでは、生息地へ迫る火災への対応も行われています。二〇二三年十一月の管理機関の報告では、川をつなぐ防火線を設け、船やヘリコプターも使って消火を支援しました。報告時点で火は保護区内へ入っておらず、再び燃え広がることに備えて監視が続けられていました。