長い手足と尾を使い、森の高い枝で暮らすクモザルです。
体に比べて手足と尾が長く、手足は暗い色をしています。
ジェフロイクモザルは、熟した果実を食べるとき、ごく少量のアルコールも口にしています。パナマのバロ・コロラド島では、サルがかじって落としたスポンディアス・モンビンの果肉に、1〜2%ほどのアルコールが含まれていました。森の木の実にも、甘さとともに発酵で生まれる成分が混じっています。
2022年に発表された研究は、2013年6〜9月にこの島の野生のクモザルを追い、食べ残して落とした果実や、口をつけずに落とした果実を集めました。食べ残しを使うことで、木の上で選ばれた食べ物を調べたのです。さらに、木の下で受け止めた尿の六試料のうち、五試料からはアルコールが体内で分解されたときにできる二種類の物質が、ともに見つかりました。食べ物側の分析と体から出た物質の分析が、野生の果実からアルコールを取り込む暮らしを結びつけています。果肉に含まれるわずかな成分まで、サルの食事の一部になっていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
パナマのアスエロ半島に暮らす亜種アスエロクモザルは、森林の減少、狩猟、ペットにするための捕獲に脅かされています。現地団体プロ・エコ・アスエロは、この亜種を保全の指標として、土地所有者と協力した森林の復元を進めています。もともと地域にある樹種を植え、苗を育てる場を整え、学校での環境教育にも取り組んでいます。森の回復と、サルを殺したり捕まえたりすることを減らす活動を組み合わせた、半島の取り組みです。