ハシグロツカツクリはニューギニア低地の森にすむツカツクリの仲間です。よく似たアカハシヤブツカツクリとの見分けには、黒いくちばしが役立ちます。
羽色や体つきは近縁のアカハシヤブツカツクリによく似ていますが、くちばしは黒色です。
ハシグロツカツクリは、パプアニューギニアなどの森林に暮らす鳥です。地面に作る塚を卵のために使い、その手入れには、オスとメスの両方が関わります。バリラタ国立公園のカメラには、鳥が塚に向かい、手入れを重ねる暮らしが記録されました。二羽が関わる塚は、卵を育てる場所になります。
2018年に発表された現地の報告は、自動カメラと地域に伝わる知識を組み合わせ、塚での行動をまとめました。鳥は午後よりも朝によく活動し、メスが短い間、塚から離れることもありました。塚は長い期間にわたり使われ、繰り返し卵が産まれる場所になっていました。
この場所では、九月から三月にかけて、塚作りや産卵、温度を整える活動が目立ったとされています。雨の季節の前と終わりごろに、営巣の活動が高まりました。森の中の一つの塚には、鳥が戻り、材料を動かし、また卵を迎えるという、季節に沿った手入れの積み重ねがありました。
IUCNレッドリスト(BirdLife掲載) · 低懸念(LC) · 世界
BirdLifeの2024年評価は低懸念ですが、森林の減少に伴い、数は減っていると考えられています。バリラタ国立公園の報告は、塚の近くを通る人や車などによるかく乱を、営巣活動に関わる課題に挙げました。森林と、鳥が塚を手入れする場所の環境を残すことが重要です。