長い尾をもつ鳥で、日本では主に本州東部の林や住宅地で見られます。一年中、群れで暮らします。
頭は帽子をかぶったように黒く、翼と長い尾は青灰色です。尾の先は白くなっています。
オナガの群れでは、繁殖を手伝うヘルパーが巣に通い、巣作りや親鳥・ひなの世話、捕食者への攻撃を行うことがあります。雪の多い日本の中央部で1983年に行われた研究では、14の巣のうち6巣で1〜2羽のヘルパー、1巣ではヘルパーなしが確認されました。残る7巣は出入りを確かめられませんでした。観察対象には、夏だけ訪れる16羽の群れと、約20羽からなる定住群が2つありました。
不確かな7巣の数え方によって、ヘルパーがいた巣は全体の43〜93%と推定されます。また、標識した14羽では7羽(50%)が手伝っていました。著者らは協同繁殖がこの集団で定期的に起きると結論づけました。調査は一地域・一繁殖期の14巣に限られ、半数の巣ではヘルパーの有無自体が確認できませんでした。
IUCNレッドリスト · 低懸念(LC) · 世界
世界全体では、IUCNレッドリストの最新評価で低懸念(LC)とされています。現在の記録に示された最新評価年は2025年です。
日本では、環境省の第5次レッドデータブックが、亜種オナガ(Cyanopica cyanus japonica)を準絶滅危惧(NT)と評価しています。東京都の繁殖分布調査では32%減、全国調査では記録コース数が49%、個体数が71%減り、里地の調査でも2008〜2022年に年14.1%の減少が推定されました。これは日本の亜種の評価で、世界全体を対象にしたIUCNの評価とは範囲が異なります。