オガワコマッコウは、温帯から熱帯の海に広く分布する小型の歯を持つクジラです。コマッコウとは別種です。
体は小さくずんぐりし、背中の中央近くに小さな背びれがあります。背は青灰色から褐色で、腹側は淡い色です。
コロンビア沖のマルペロ島周辺で、研究者は海水に残るDNAからオガワコマッコウを初めて確認しました。2018年3月の航海では、島から半径約2キロの範囲に13本の観測線を設け、海面下0〜40センチの海水を採取しました。環境DNAは水に残る生き物の痕跡から種を探す方法です。
クジラのDNAは二つの検査法で同じ円形の観測線から検出され、哺乳類向けの検査では別の一本からも見つかりました。脊椎動物向けの検査は一つの線、哺乳類向けは二つの線で検出しました。海水の検査で、この島の近くにオガワコマッコウがいることが初めて記録されました。定期的な採水による記録は、姿を見つけにくい海の動物の分布を調べる資料になります。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
マルペロ島周辺では、海水に残るDNAからオガワコマッコウが初めて確認されました。記録の少ない海域で採水を続け、目視調査の記録と合わせることが、クジラの分布を把握する手がかりになります。