流線形の体と細長いくちばしを持つ、魚を食べる潜水ガモです。北半球の広い範囲で繁殖し、冬は南へ移動します。
繁殖期のオスは緑色の頭と白い体が目立ちます。メスは赤褐色の冠羽と灰色の体を持ち、オスも非繁殖期にはメスに似た羽色になります。
カワアイサが集まる川の場所は、季節とともに変わります。スコットランドのディー川では、春から夏に上流の本流で多く見られ、夏の終わりから冬には下流で多く数えられました。湖を使う鳥が多くなるのは、冬の終わりから春です。同じ流域に、子育てをする場所、餌をとる場所、夜を過ごす場所がありました。
1994年の論文は、1988年にディー川流域で続けた観察をまとめています。本流の区間は毎週、支流や湖は少なくとも二週間に一度数えました。親子は、幼いひながかえって数日以内に、支流の下部や本流にある子育て場所へ現れ、その後は川の数キロの範囲で育つことが多くありました。成長した若鳥の群れは、夏の終わりには下流で見られています。この年、おとなのオスは6月から10月まで調査地に姿を見せず、夏の川にはメスやひなのいる家族、そして若鳥が時期をずらして多くなりました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
アルプスで繁殖するカワアイサについて、2009年の論文の著者は、一つの保全単位として扱うことを提案しています。スイスなどの足輪記録には、北ヨーロッパとアルプス地域を結ぶ移動も示され、冬には両方の鳥が同じ地域に集まります。著者は、アルプスの繁殖集団を守る上で、その中心を占めるスイスとドイツのバイエルン州の役割を強調しました。魚を食べる鳥と釣りをする人との利害が生じる中、この繁殖集団の保全上の重要性を管理に取り入れることを求めています。