タンザニアのサバンナや草地にいる地上性のキジ目の鳥です。赤いくちばしと橙赤色の裸出した喉、顔の白黒模様が目立ちます。
成鳥は赤いくちばしと、橙赤色の喉・目の周りの皮膚を持ちます。顔には白黒の線があり、体は灰色や赤褐色の細かな縞模様です。
タンザニアアカノドシャコは、タンザニアの草地やサバンナに暮らす鳥です。のどには羽のない、色のついた皮膚があります。この目立つ部分も、相手に体を見せる求愛に関わっています。
2023年に発表された研究では、この種を含む四種のシャコについて、一年のさまざまな時期の写真が比べられました。四種を合わせて八百三十六ののどの画像を、色の濃さに応じた四段階に分けています。タンザニアアカノドシャコを含む三種では、オスののどの色の濃さが月ごとの雨量と結びついていました。
論文では、この三種のオスが繁殖期の求愛に濃いのどの色を使うと考えています。羽の色に加え、むき出しの皮膚の色も相手への飾りになるという見方です。著者は、羽のないのどには熱を逃がす役割があり、求愛の役割が加わった可能性も示しました。のどの小さな部分に、体の熱と繁殖という二つの働きが結びつくという仮説です。
IUCNレッドリスト(BirdLife掲載) · 低懸念(LC) · 世界
BirdLifeの2024年評価では、タンザニアアカノドシャコは世界全体で低懸念です。一方、生息地の減少や人の進出によって数が減っていると考えられています。タンザニアに限られる分布の中で、草地やサバンナの生息環境を残すことが保全の課題です。