ヒメウミツバメは黒っぽい小型の海鳥で、長い時間を外洋で過ごします。繁殖期にはスコットランドなどの島の巣穴へ戻ります。
暗い体に白い腰があり、海面近くで足を水につけるようにして餌を取る姿が見られます。
シェトランド諸島のムーサ島で繁殖するヒメウミツバメ28羽にGPSを付け、研究者は43回の飛行を調べました。体重約26グラムの海鳥がどの海域へ向かうかを、風や水温、海底の深さとともに記録しました。
育雛期の日中はシェトランド諸島の南東にある二つの海域でよく餌を探し、移動飛行は夕暮れから夜明けに多く見られました。日中は捕食者の多い海岸を避け、夜は沿岸の場所も利用していました。観測地点を距離を合わせたランダム地点と比べると、他の繁殖地の個体が多い海域ほどムーサ島の個体が少なく、繁殖地間の空間的な分離も見られました。出現は風速4〜8m/s、水温12℃未満、水深約100m、クロロフィル濃度約1mg/m³の地点で多く、海底の起伏も関連していました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
育雛期のGPS記録では、捕食者の多さや風、水温、海底の地形と海鳥の分布が関連していました。日中の採餌海域と夜に利用する沿岸域が記録され、捕食リスクと海の環境を合わせた生息域の使い方が示されました。