マダガスカルの森にすむ、木登りの得意な肉食の哺乳類です。
短い赤茶色の毛と丸い耳を持ち、体ほどもある長い尾が目立ちます。
マダガスカル西部のキリンディ森林で、フォッサの繁殖行動を調べた研究があります。1995年11月、17日間の観察で、オスとメスが木の上の2か所に集まりました。2か所は約3km離れていました。3頭のメスはそれぞれ1〜6日間、その場所を使い、4〜5頭のオスと交尾しました。同じオスと何度も交尾することもあり、メスが木の上にいた時間の約半分は交尾中でした。オスが交尾後もしばらくメスの近くに残ることもありました。
メスが場所を離れると、別のメスが続いて使うことがありました。オスたちはメスのそばに集まり、追いかけ合いも見せました。フォッサはふだん単独で暮らし、定まった巣を使わない動物です。研究者は、個体数密度が低いこの種では、木の上に集まる繁殖場所が相手探しに役立つと考えました。
IUCN Red List of Threatened Species · 危急種(Vulnerable, VU) · 世界全体
2016年に公表されたIUCNの世界評価では、フォッサは危急種(Vulnerable, VU)に分類されました。評価日は2015年2月21日で、個体数は減少傾向とされています。評価書は、森林が失われることや分断されること、狩猟、家畜を襲うフォッサへの駆除、外来肉食動物の影響を脅威に挙げています。この内容は2015年の評価に基づきます。