ベローシファカは、マダガスカル西部・南西部の森にすむ昼行性のキツネザルです。木の幹にしがみついて跳ぶ動きが特徴です。
白い毛には黄色みがあり、顔は毛のない黒色です。手足も黒いです。
マダガスカル西部のキリンディ森林で、研究者はシファカ5群、計20頭を調べました。3群は森の内部、2群はサバンナに接する林縁で暮らしていました。2012年4〜7月に、行動や食べる植物、行動範囲、ふんに含まれるストレス関連ホルモン、出産記録を比べました。 行動観察は合計252時間でした。
林縁のシファカは森の内部の群れより移動に多くの時間を使い、採食は少なく、果実を食べる量も少ない傾向でした。ふんのストレス関連ホルモン値は高く、メスの出産率は低いという差もありました。平均日中気温は両調査地で同程度でしたが、林縁の調査地では境界から内部へ450mの間で気温が上がりました。林縁の群れでは、行動範囲や中心域もより小さい傾向でした。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
キリンディでの調査では、シファカは林縁でも生きて子を産んでいましたが、林縁の群れは果実を食べる量が少なく、出産率も低いと記録されました。森が細かく分かれると林縁の割合が増えるため、この研究は連続した森の内部を含めて生息環境を考える材料になります。