オスは青紫色の光沢に細かな白い模様があり、メスは暗い青黒色です。どちらも顔が赤く、森林の地面近くで餌を探します。
オスは光沢のある青紫黒色で、細かな白い波状模様と赤い顔・腰をもちます。メスは光沢のある暗青黒色で、赤い顔があり、白い細模様はありません。
マレー半島のウチワキジは、木々が頭上を覆う低地の森に暮らします。ケランタン州のウル・サットでは、中くらいから大きな木が間をあけて立ち、木の葉が光を遮る、薄暗い平らな場所に姿がありました。林の地面に近い高さを歩く鳥です。
2023年四〜五月、ウル・サット森林保護区の東側に、自動撮影カメラ七台が置かれました。五月十七日の午前九時四十三分、そのうちの一台がオスを写しました。続けて撮られた四枚の写真に同じ出会いが残り、この森での生息が確かめられました。
その場所の周りには、パンノキの仲間などの木々が育っていました。同じカメラには、ホエジカやイノシシ、スリリの仲間も写っています。オスのウチワキジの姿は、いくつもの野生動物が通る森の地面の一画に残されていました。
IUCNレッドリスト · CR · 世界
IUCNの2022年公表の世界評価では、マレー半島とスマトラ島の本種は絶滅危惧IA類です。低地林の消失と分断、狩猟が主な脅威に挙げられています。生息が続く森林のまとまりを確かめ、生息数の調査と森林減少の監視を進めることが提案されています。