ハイチソレノドンは、長く動く鼻先で林床を探る夜行性の哺乳類です。イスパニョーラ島の森林にすみ、昆虫などの小さな動物を探します。
細長く柔軟な鼻先と、小さな目、長い爪を持ちます。下あごの前歯には溝があり、ソレノドン類に特徴的です。
ハイチソレノドンは、カリブ海のイスパニョーラ島だけに生息する哺乳類です。2018年に公開されたゲノム研究では、他の哺乳類との比較に4,416個の単一コピー遺伝子を使い、ソレノドンの系統が現生哺乳類の他の系統から約7,360万年前に分かれたと推定しました。南部型5個体と北部型1個体の標本から得たDNAが解析されました。島内の地域差も記録されました。
島の北部と南部の標本を比べたDNAの違いは、北部型と南部型が少なくとも30万年前に分かれたことを示しました。島内の地理的な隔たりが、長い時間をかけて遺伝的な違いを生んだ可能性があります。ゲノム情報は、島に固有の哺乳類の進化史と地域集団の違いを調べる資料になりました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ハイチソレノドンはイスパニョーラ島に固有の哺乳類です。2018年のゲノム研究は、他の現生哺乳類との比較からソレノドンの系統が約7,360万年前に分岐したと推定しました。島の北部と南部の標本間のDNAの違いは、地域型が少なくとも30万年前に分かれたことを支持しました。地域別の遺伝的特徴を記録することは、島内の個体群の歴史やつながりを評価する保全遺伝学の基盤になります。研究者は南部型5個体と北部型1個体の標本からゲノムを組み立て、4,416個の遺伝子を他の哺乳類と比較しました。北部と南部の遺伝情報は、同じ島で暮らす地域集団の違いを詳しく調べる資料になります。北部型はS. p. paradoxus、南部型はS. p. woodiとされています。