青い羽と黒いくちばしが目を引くヤイロチョウです。南中国と東南アジアで繁殖し、シンガポールには渡りの時期や冬に現れます。
中型のヤイロチョウで、くちばしは黒く、体の大部分が青い色をしています。
ベトナムで共存する3種の鳥を扱う2025年公開データは、ミトコンドリアのcyt b、免疫関連遺伝子TLR3・TLR4・MHCクラスIと、マラリア原虫感染の関係を調べています。対象にはミナミヤイロチョウも含まれ、宿主の遺伝子と寄生生物の系統を同じ地域の種間で比べています。他の対象種はArachnothera longirostraとCopsychus malabaricusです。
3種全体ではMHCスーパタイプの総数と感染の有無に有意な関係はありませんでした。一方、ミナミヤイロチョウでは特定のMHCスーパタイプが、検出されたPlasmodiumの分類単位と関連しました。似た環境にすむ鳥でも、免疫遺伝子と原虫の結び付きは種ごとに異なることを示す記録です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
このデータでは、同じ地域にすむ3種全体の傾向と、ミナミヤイロチョウ固有の遺伝子・原虫の関連が分けて記録されています。野鳥の感染を追う調査で、宿主の種と免疫遺伝子、原虫の型を一緒に記録すると、地域内の違いを比較する資料になります。