ニクダレシャクケイは、全身が黒く、青いくちばしの下に赤と黄色の細長い肉垂が垂れる大形の鳥です。アンデスの湿った山地林に暮らし、果実を食べます。
羽はほぼ全身黒く、青いくちばしと黄色い脚を持ちます。赤いのどから、細長い赤と黄色の肉垂が垂れます。
ニクダレシャクケイの暮らしを調べるには、姿だけでなく、森に響く声も手がかりになります。コロンビアのアンデス中部では、同じ森を一年を通して調べ、鳥の姿が見られる場所と、鳴き声が聞こえる時期が記録されました。山地の森林の中で、鳥のいる場所と季節を結び付ける調査です。
調査は2002年十月から翌年九月まで行われ、六本の調査路が毎月たどられました。姿を確認できた回数は少なく、発見場所は森の特定の区域に集中していました。研究者たちは、この場所では鳥が広く均等にいるのではなく、集まって分布していると考えました。生息地の中にも、利用の偏りがあったのです。
鳴き声の記録からは、一月から六月に繁殖期があると推定されました。声の出方を追うことで、姿を見つけるだけでは得にくい季節の情報も加わりました。研究者たちは、地域での低い生息密度と、森林の減少を保全上の課題として挙げています。少ない観察を積み重ねることも、山の鳥の暮らしを知る基礎になります。
IUCNレッドリスト(BirdLife掲載) · 低懸念(LC) · 世界
BirdLifeの世界評価は低懸念です。分布域の各地で食用の狩猟が行われ、地域によって圧力が強いとされています。生息地の減少や分断、狩猟の影響を調べ、既知の生息地で個体群の変化を追うことが保全上の課題です。