繁殖期に、頭の淡い黄色の飾り羽が長く伸びる海鳥です。
繁殖期には顔が白く、大きな赤いくちばしと淡い黄色の飾り羽が目立ちます。繁殖期以外は顔が灰色で、飾り羽も目立たなくなります。
エトピリカは、繁殖期にだけ陸へ戻り、それ以外の多くを海で過ごします。アラスカ湾のミドルトン島で繁殖する成鳥を追跡した研究は、2018〜2020年を中心に集めた測位記録から42本の移動経路を復元しました。対象個体は、繁殖地から平均約616キロ離れたアラスカ湾の沖合や北東太平洋で冬を過ごしていました。冬の間も南へ移り、繁殖地からの平均距離は11月の約560キロから2月には約716キロへ広がりました。繁殖地を出るのは9月上旬ごろでした。
追跡で示された範囲は米国とカナダの海域、さらに公海にまたがり、繁殖期以外の保全には国境を越えた見守りが関わります。短い移動距離でも、冬の海は繁殖地から南東へ広がり、国をまたぐ海域をつないでいます。
BC Conservation Data Centre · S3B (breeding); S4N (non-breeding) · British Columbia, Canada (provincial ranks)
ブリティッシュコロンビア州の保全データセンターは2023年4月27日、州内のエトピリカに繁殖期S3B、非繁殖期S4Nの順位を付けました。州のS順位は州内での消失リスクを表し、S3は希少または局地的で消失しやすい「特別な注意が必要」な段階、S4は州内でおおむね安定していますが長期的な懸念が残りうる段階です。BとNは、移動する動物の繁殖時・非繁殖時の出現に対応する順位の記号です。報告は少数の大きな繁殖地への集中と地域的な減少を記しています。州内の営巣地は歴史的な43か所から28か所となり、100羽を超える繁殖群を持つ場所は10か所でした。大きな繁殖地の多くは保護区ですが、マーブル島は含まれません。持ち込まれた捕食動物、油流出、刺し網、人の接近も圧力です。この順位はBC州内に限られ、世界全体のIUCN評価とは別です。