細長い体と、後ろ寄りの背びれを持つクジラです。下あごの左右で色が違います。
下あごは左側が暗く、右側が白い色です。背中は黒や暗い灰色で、腹は白色です。
ナガスクジラの下あごは、左側が暗く、右側が白いという左右で異なる色を持ちます。頭の後ろには淡い山形の模様が見られ、模様の違いは一頭ずつを見分ける手がかりになります。広い海を泳ぐ大きな動物にも、同じクジラに再び出会ったと確かめる、体の特徴があります。
餌の群れに口を開けて進むと、のどのひだが広がり、水とともに小魚やオキアミを取り込みます。水を押し出すと、口のヒゲに餌が残ります。北半球では小魚なども広く食べ、南半球ではオキアミが特に重要です。大きな体を支える食卓には、地域ごとの海の生き物の集まりが関わります。
船との衝突や漁具への絡まり、水中の騒音は、このクジラの保全で重要な課題です。北米では、個体群の調査に加え、船や漁業との事故を減らす取組が進められています。模様や声、海で見られた場所を積み重ねる調査が、広い海のどこを使い、どんな危険が重なるかを知る助けになります。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
過去の大規模な捕鯨で個体数が減りました。現在も船との衝突、漁具への絡まり、水中の騒音、餌を支える海の環境変化などが課題です。個体群の調査や、船と漁業による危険を減らす活動があります。