マツ林を主なすみかとする、世界最大のライチョウの仲間です。英国ではスコットランド北部に残っています。
オスは黒っぽい羽と赤い目の周りが目立ち、メスより大きいです。メスは小さく、目立たない褐色の羽をしています。
ヨーロッパオオライチョウは、マツなどが生える森林で暮らす大型の鳥です。成鳥は針葉樹の芽や葉、コケモモの仲間などを食べ、ひなは地面の植物にいる昆虫を利用します。同じ森にある木々と低い植物が、季節や成長に応じた食べ物を支えています。
ポーランド南西部では、再導入された鳥が暮らす森で、2014年五月から翌年四月までのふん八十点を調べました。2025年の論文は、顕微鏡で残った植物の部分を見分け、葉や果実、種の殻などを記録しています。夏にはコケモモの仲間が多く、秋と冬にはヨーロッパアカマツの針のような葉が中心でした。
ふんには、形を保った種も合わせて四千九十一個ありました。ビルベリーの種は七月、コケモモの種は十一月の試料に多く残っています。食べた植物は細かいかけらになる一方で、種の一部は鳥の体を通り抜けた後にも形を保っていました。果実を食べる姿の後には、ふんに残る種の道のりがあります。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
スコットランドの森林管理機関は、シカよけの柵への衝突や、人による干渉を課題に挙げています。生息地では柵を撤去するか見えやすくし、繁殖期の鳥を妨げない森林管理を進めています。大きな範囲を一度に伐採せず、木々の混み具合を調整して、コケモモの仲間や昆虫が育つ林床を保つ取り組みも行われています。